この日は、2022年の9月に開業した西九州新幹線に乗車してきました。
東京から長崎への鉄道アクセスはあまり良いとは言えないので飛行機で長崎まで飛びます。
今回は折角なので始発のモノレールで向かいました。
出発の1時間半前のバスターミナルはスカスカでしたが、30分前になると席の7割程度が埋まるくらいになっていました。
飛行機までのバスの乗車開始は離陸のだいたい30分から25分くらい前なのでそれくらいの時間に合わせていくのがいいでしょう。
バスから降りると長蛇の列が笑
飛行場は風が強く(その日の気候?)髪がめちゃくちゃになってしまいました。
飛行機はほぼ満席で観光とビジネス客で半々くらいでした。
筆者の隣はなんか少しお金持ちそうなサングラスのおじさんが乗っていました。
長崎空港で飛行機を降りると天気は雨、傘を忘れたけどとりあえず前進しました。
長崎空港は1975年に開業した世界初の完全な海上空港で旧海軍基地のあった箕島の再開発で誕生しました。
まずは市街へ向かいます。長崎空港から平和公園(長崎市中心部)まではおよそ40分で運賃は1200円です。
運営は長崎県営バスの空港リムジンバスで、Wi-Fiが完備されていました。
長崎道を通り、市街に到着。乗客はほとんど昭和町で下車し、平和公園まで乗っていたのは筆者1人でした。
1945年8月9日午前11時02分、アメリカ陸軍航空隊第509混成部隊所属、B29「ボックスカー」が長崎市街上空に原子爆弾「ファットマン」を投下し、市街は多大な被害をこうむりました。
平和記念像。全体的にツアー客が多かったです。
各国から送られていた像。
右側…オーストラリア
左側(手前から)…ソビエト連邦、チェコスロヴァキア社会主義共和国、ドイツ民主共和国
当時の社会主義国家から寄贈された像が多く驚きました。他には当時のポーランド人民共和国やブルガリア人民共和国からも寄贈を受けていました。
浦上天主堂の当時の鐘。原爆の威力のすさまじさを実感できます。
一通り原爆の被害を確認した後、次は本題の長崎新幹線に乗るため、市電で浦上駅に向かいました。
結構新しくてきれいな駅舎です。
YC1系は2018年に投入されたJR九州の気動車で、省エネ効率のいい車両として長崎地区(長崎線・佐世保線・大村線)の国鉄車両を淘汰(?)していっています。
浦上から4.5分で到着したのは生まれ変わった新生長崎駅。駅の雰囲気としては中央線快速の武蔵境とかそこら辺の駅に似ています。
長崎では5月にG7の保険大臣会合が開催される予定で、駅前の出島メッセには大々的な宣伝がなされていました。保険大臣というのは日本では厚生労働大臣に相当するものだと思われます。
長崎駅の駅ビルの中にあった蕎麦屋の肉そばを食べました。
混ぜ飯が死ぬほどおいしかったですがこれに関してはこれを見るというよりは実際に行って食べる方がいいです。
昼飯も食べてお土産も買い、そろそろ新しく誕生した長崎駅の新幹線ホームに向かいます。
ホームにはN700S8000番台、かもめ号が停車していました。外装は東海道・山陽新幹線とは違うベクトルで洒落ていて、格好良かったです。
外装はこんな感じ、的確な言葉が見当たりませんが格好いいです。
車内座席はこんな感じです。ふかふかでヘッドマットの部分も触り心地がよかったです。
まだ新車の香りがしました。
かもめ号は長崎を出ると、諫早・新大村・嬉野温泉・武雄温泉の順に停車します。
長崎から諫早まではトンネルの多い区間ですが。諫早を出ると車窓右手に大村湾が見えてきます。
新幹線の座席はD席がおすすめです。
嬉野温泉駅の直前になると段々畑が見えてきました。市街地は防音壁でなかなか見れませんでした。
嬉野温泉を出発して5.6分すると、現在のかもめ号の終着駅である武雄温泉駅に到着です。
武雄温泉駅で乗り換えるのは新幹線接続特急リレーかもめ号です
新幹線から在来線への乗り換えはだいたい同じ号車への乗り換えで2.30秒くらいと考えてよさそうです。
今回乗るリレーかもめ号は787系8両編成のうち。1号車のグリーン個室です。
787系には4人用のグリーン個室があり、博多‐長崎間の特急かもめ時代でもこの個室も活躍していました。
座席はとてもフカフカでソファー側はベッドにすることもできそうです。
個室内にはクローゼットや号車表示、個室用の放送スピーカーもありました。
武雄温泉を出て10分ほどすると江北駅(旧肥前山口駅)に到着です。
リレーかもめ28号の停車駅は江北・佐賀・新鳥栖・鳥栖・(二日市,28号は不停車)・博多
なので博多ー長崎間のかもめ・リレーかもめ号の停車駅は11個ということになります。
座席の方に座ってみるとこんな感じ
武雄温泉駅から1時間、長崎駅から約1時間30分で終点の博多駅に到着です。
これから岡山県へ向かい、スーパーやくも号とサンライズ号に乗りますが、それは次の機会に
皆さんもぜひ西九州新幹線で九州を楽しんでください。
それでは